会津娘 純米吟醸酒「帰忘郷」忘れぬ想いを帰望に変えて - 故郷を忘れず、絆を忘れない。そんな想いで生まれたお酒が、故郷を愛するあなたの心に届きますように。 会津娘 純米吟醸酒「帰忘郷」忘れぬ想いを帰望に変えて - 故郷を忘れず、絆を忘れない。そんな想いで生まれたお酒が、故郷を愛するあなたの心に届きますように。

会津娘 純米吟醸酒「帰忘郷」

帰忘郷について

帰忘郷とは

大熊町の大川原実証田で栽培された酒米(五百万石)を活用し、会津若松市の「髙橋庄作酒造店」にて醸した日本酒です。
2021年3月11日の「東日本大震災から10年」という節目に新たなスタートを切るため企画された「おおくま日本酒プロジェクト」は、震災の悲しみを埋める取り組みではなく、大熊町の次の10年における希望を生み出すプロジェクトとして大熊町役場の若手職員が中心となって誕生しました。
これまで大熊町を支え、関わってくださった皆さまから受けたご恩を後世に引き継ぎ、今後も発信していくために、また、帰町後も会津若松市と大熊町のつながりを絶やさぬよう、感謝の気持ちをかたちにしたいと考え誕生したのが「帰忘郷」です。

帰忘郷の由来

300件を超える一般公募から選考委員会による厳正なる検討を経て決定した「帰忘郷」という名称には、東日本大震災後、町民がばらばらになってしまったが、常に心には大熊町があり、故郷を忘れずにいる、との想いが込められており、大熊町出身でいわき市在住の佐々木さまによって名付けられました。

酒造好適米「五百万石」

大熊町の大川原地区の田んぼでは2014年から2017年まで除染作業を継続し、2018年より食用米の試験栽培を3年間実施してきました。東日本大震災から10年目を迎える2020年度に酒米となる「五百万石」の実証栽培をスタートさせました。
大熊町は震災以前、農業が盛んで町民は山、川、海の恵みとともに生活をしてきました。震災で一変してしまった町の風景ですが、酒米の実証栽培で、またひとつ昔の景色を取り戻した場所が増えたことは町にとって何よりの希望の光となりました。

醸造

会津娘 純米吟醸酒「帰忘郷」

大熊町は2011年の東日本大震災並びに福島第一原子力発電所事故により全町民が町外への避難を余儀なくされ、町役場についても約100km西に位置する会津若松市に一時移転し行政運営を行ってまいりました。
地元の皆さまをはじめ、震災当時大熊町で被災し、現在は県内外で避難生活を続けている方々、さらにはお世話になった全国の皆さまに対し、「復興に向けて頑張っている大熊の姿」を日本酒というかたちでお届けし、大熊町の復興のシンボルとして育てていきたいという願いが込められています。
酒造りは実証栽培の段階からご協力をいただいていた、会津若松で会津娘を醸造する髙橋庄作酒造店様へご協力を依頼しました。

髙橋庄作酒造店

髙橋庄作酒造店の6代目蔵元である髙橋亘さんには、今回のプロジェクトに多大なご協力をいただき、酒米の搗精方法、日本酒の瓶、ラベル、蓋等の取り引き先の紹介など、何事に対しても親身にご協力を賜りました。
髙橋庄作酒造店の創業は明治のはじめ、戊辰戦争後のまもなくの頃と言い伝えられ、会津若松市に位置しており、その土地の人がその土地の米と水を使い、その土地での手法で仕込む「土産土法(どさんどほう)」の酒造りを行っています。
「会津娘」の全商品は原料米として国産米を100%使用していらっしゃいます。

感謝

全国のみなさまに
ご支援いただきました

大熊町日本酒プロジェクトでは2021年2月1日にクラウドファンディングサイト「READYFOR」にて、目標支援額を5,000,000円に設定し、「東日本大震災から10年|大熊町の日本酒づくりを通して感謝を伝えたい」というタイトルでクラウドファンディングを開始しました。
そして、2021年3月31日に目標支援金5,000,000円を超えるご支援をいただきき、支援額8,148,000円、支援者455名、にてクラウドファンディングを終了しました。
プロジェクトにご賛同いただきご支援くださったみなさまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

会津娘 純米吟醸酒「帰忘郷」

原料米
五百万石(大熊町産)
原材料名
米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合
55%
アルコール分
16度
内容量
720ml

甘酒

帰忘郷 あまざけ

アルコールが飲めない方のために、大川原の田んぼで栽培されたお米「五百万石」の一部を使用しノンアルコールの甘酒も製造しました。
お米の粒が際立つ甘すぎず、上品な甘酒に仕上がりました。
明治39年より伝承する糀製法を駆使し、国産原料を使った味噌やあま酒、三五八(さごはち)漬けの素などの糀製品を手がけ次世代に、糀の持つ素晴らしい力と日本の食文化を伝えている株式会社宝来屋本店へ製造を依頼しました。